はじめに
EAP(Employee Assistance Program)とは、従業員支援プログラムのことをいいます。
従業員の方が、プライベートの法律問題について、ご自身で抱え込んでしまっている例は少なくないと思います。
従業員の方が、プライベートの法律問題を抱えたままの状態では、問題が複雑化してしまったり、会社における仕事の能率等に影響を及ぼす可能性もあります。
当事務所では、顧問先の企業様を対象に従業員支援プログラム(EAP)として、従業員のみなさま向けの法律相談サービスを実施しています。
従業員の方にとってのメリット
従業員の方が、知り合いの弁護士がいる場合は多くはないと思います。知り合いの弁護士がいない状態から、新たに弁護士を探すと、時間がかかる場合もあります。
そこで、従業員の方にとっては、早期に弁護士の法律相談を受けることができるというメリットがあります。
また、従業員の方にとって、相談料は、無料です(交通事故のご相談で、弁護士費用特約がある場合には、特約を利用して、保険会社に相談料を請求させていただく場合があります)。
弁護士には、守秘義務がありますので、ご相談の内容を会社に伝えることはありません。
なお、EAPの制度は、顧問先の企業様を対象とした制度であり、勤務先の会社との間の法律問題についてのご相談はお受けできません。
会社にとってのメリット
会社にとっては、従業員の福利厚生の制度の一環として、導入するものです。
従業員の方が、プライベートの法律問題をひとりで抱え込むことなく、早期に法律の専門家に相談を受けることができます。
ご相談の例
(1)夫婦関係に関する法律問題
夫婦で離婚についてもめており、離婚する場合の手続きや法律問題(慰謝料、財産分与、親権、養育費、年金分割など)について相談したい
(2)相続に関する法律問題
相続人の間で、遺産をどう分けるか、まとまらない(遺産分割)
亡くなった方が借金をしており、借金を相続をしたくない(相続放棄)
(3)交通事故の被害にあったときの法律問題
相手方保険会社から、示談の提示が届いたが、適正な金額か、確認をしたい
(4)借金に関する法律問題
借金を約定どおり支払うことが難しくなった(任意整理、破産、個人再生)
お問い合わせ
EAP、顧問契約については、寺部法律事務所までお問い合わせください。