契約書

はじめに

  「契約の相手方から、契約書が送られたきたが、内容がよく分からない。」

  「インターネットを参考に契約書を作成したが、これで良いか、不安に思っている。」

  「送られてきた契約書の案が事前の話し合いの内容と異なる気がする。」

  といった場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

契約書をチェックしないリスク

  契約書を十分にチェックしないで契約を締結すると、自社にとって不利な内容の契約条項が含まれている場合、自社にとって不利な結果となる可能性があります。

  したがって、契約書は、十分に検討し、内容を理解したうえで、契約を締結することが必要だと思います。

弁護士による契約書チェックの流れ

(1)元となる契約書の準備

   当事務所では、契約書をチェックする場合、元となる契約書をお持ちいただいております。

   相手方から送られてきた契約書の案があれば、その契約書の案をお持ちいただき、ご相談者の方が作成した契約書の案があれば、その契約書の案をお持ちいただいております。

(2)ご意向の確認、当事者、商材、商慣習等の確認

   契約書のチェックをするにあたり、当事者の方が、どのような事業を営んでいるか、どの程度の規模の会社か、どのような商材の契約か、どのような商慣習があるかなどを確認させていただいております。あわせて、当事者の方のご意向をうかがっております。

   そのうえで、弁護士が契約書の内容をチェックします。

(3)弁護士からご相談者の方へのご説明

   弁護士が、ご相談者の方にご説明をいたします。

   ご質問等があれば、お受けいたします。

   さらにチェックすべき内容や修正すべき点が生じた場合には、引き続き、弁護士がチェックして、ご説明いたします。

(4)契約書の完成

   ご相談者の方が、相手方と交渉をし、契約書の内容が確定しましたら、契約書に双方が署名、押印をし、契約書が完成します。

   契約書は、大切に保管してください。

   また、契約の交渉過程について、メールや連絡文書等を保存するとともに、口頭のやりとりなども記録に残しておくことが望ましいと思います。

契約書チェックを受けるメリット

(1)契約内容を十分理解したうえで、契約に至ることができる

   弁護士に契約書をチェックしてもらい、契約書の内容について、分からないことは、相談、質問することにより、契約書の内容を理解したうえで、契約に至ることができます。

(2)自社に不利な内容を知ることができる

   相手方から提示された契約書の案には、自社にとって不利な内容が含まれている場合があります。

   弁護士から、指摘を受けることで、自社にとって不利な内容であることを理解し、自社に不利な内容となる部分について修正するように相手方と交渉するきっかけとなります。

(3)個別の事情に応じた契約書を作成することができる

   契約を締結する背景、商材、商慣習などは、個々の契約によって、様々だと思います。

   弁護士に、契約書を作成する背景、商材、商慣習など、個別の事情を説明することによって、個別の事情に応じた契約書を作成することができると思います。

契約書のチェックは、弁護士までご相談ください。

  契約書を作成した後にトラブルとなった場合、できることが限られる場合があります。

  契約を締結する前に、弁護士までご相談ください。

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